アイコのまんが絵日記 

社会復帰して10年目の統合失調症患者の思い出や日々の戯言を漫画やイラストで表現するブログです。

【センコウガール】 激しく儚いガールミーツガール

*センコウガール*黒い箱の中から抜け出す青春群像劇

はいほー!!新嶋アイコです。
配信されるのを楽しみにしてた『センコウガール』を一気読みしましたので、感想を書こうと思います。

 

センコウガール(1) (裏サンデー女子部)

センコウガール(1) (裏サンデー女子部)

 

 

あらすじ

血塗れでナイフを握りしめていた民子は自分は黒い箱の中にいると感じていた。欲しいものはこの黒い箱から出るのに、必要なもの。
 
七子が自殺した。その理由は誰にも分からなかった。親友の梨香にも。
クラスメイトの死を前に自分も死にたいと言う英子と隼子。そして何も感じない曜子。
そして、七子と入れ替わるように登校してきた不登校の美少女民子。大人しい印象だったはずの民子は目が爛々と輝いていた。「何を考えていた?これを見て何か感じた?」亡くなった七子の机を叩きながら曜子に問う民子。「お菓子がたくさん」曜子はそう答える。
 
七子が死ぬ直前に一緒にいたらしい民子は栄子、隼子、曜子を名指しして、意味深な笑いを浮かべて保健室に去っていく。
 
 

青春は儚く激しくそして黒い

面白かったです。少女達の激しさ、黒さ、儚さが入り混じり、救いのない話のようで、完読後には謎の清涼感があります。
 
民子は美しい。しかしその美しさゆえ、実母にさえも嫉妬され虐待を受け、クラスメイトにもいじめられ、知らない男に襲われる。その魂は無垢であるがゆえに、悲劇へと向かう。
 
何も感じないように心を保ってきた曜子と初めて心を通じ合い、彼女の言うところの黒い箱から抜け出すのだけど、その手はすでに血に濡れていて。
 
黒い箱とは、孤独なのか、死の隠喩なのか。悲しい。だけど美しい物語。ぜひ一度読んでみて。
 
ではでは。