アイコのまんが絵日記 

社会復帰して10年目の統合失調症患者の思い出や日々の戯言を漫画やイラストで表現するブログです。

ひとりぼっちの夜に

f:id:niisimaaiko:20190318221528j:plain


しとしとと降り続く憂鬱な雨の中をバイクで走り抜けて家路につくと、いつもならついている明かりは消えていて、ただいま!とドアを開ければ、お帰り!と駆け寄ってくる人が今日はいない。
 
同居人が新しく入った会社の新人歓迎会があると言っていて、珍しく私よりも遅くに帰るとのこと。
 
早くに帰る人の役目とばかりに洗濯に洗い物と、料理以外の家事は同居人の係のようになっていたが、今日ばかりは私が洗い物をしなければなるまい。
ひどくシーンとした家の中で、食器を洗い、晴れていれば洗濯物もするんだけどね、と言い訳をしながら、絡む相手もいないから机に向かってブログを書き始めた。
 
本当は、怒りにまかせたエントリーを上げるつもりだった。
昼間に書き終えていたならば、そうなるはずだった。
 
私のまあるい肉体に欲情しないと言い放つ同居人が2回にわたって、会社の若い女の子のパンツについて言及したからだ。
一度ならなんとも思わなかったけど、連続で同じ女の子のことを書くという行為になんとも言えない気持ちがこみ上げる。
 
結婚と恋愛は別だという人もいるけれど、人は本能に忠実であるべきだと思う。
その子が好きなら、いつでもこのアパートから出ていけばいい!
そういう趣旨のエントリーを上げるつもりで、家路についたのだけど、しーんとした部屋の中で、私はひとりになって、思い知るのだ。
ときに無神経なのだけど、あの無邪気な明るさが埋めてくれたものの大きさを。
 
毎日のように私に可愛いねと言ってくるけれど、ポケモンみたいだよね、と余計なことを言ってくる人。
ストレートに褒めるということが嫌なのか、本心なのか、そういう風に絡んでくる。
 
カワイイね、アイコさんは本当にカワイイね、トトロみたいだよね。
 
ぷーさんみたいにカワイイね。ぷーさんて呼んでいいかな。
 
 
満面の笑顔でキスをして、そういうことを言う。いったいなんだというのだ。こういう風に言われて嬉しい女性はいないからな?
 
 
日曜日に母と弟に、同居人を紹介した。
常識人の母と弟と社交的な同居人との初対面は、別段問題なく終わった。
余計なことを突っ込まれることもなく、終わった。
 
今後の予定はどうなってるの?と母に、結婚を考えているのかと遠回しに聞かれたのだが、私が、一緒に住んでるからとりあえず紹介したかっただけで、まだ何も予定はないと伝えた。
そこに父がいたならば、一緒に住むならば結婚するべきだと余計なことを言いそうな気がしたので、一緒についてきたのが、父じゃなく、弟で良かったと思った。
 
とりあえず、ゴールデンウイークの家族旅行には同居人もつれていく。
今の時期から宿を探すとどこも埋まっていて、あっても高くて、探すのは大変だったけれど、京都と大阪に行く。
 
 
 
愛ってなんだろう?
陳腐な言葉だけど、私には本当に愛ってよく分からないんだ。
 
愛してます、と電話で言ってきたとき、同居人は私の顔を、体型を知らなかった。
 
私の姿を知らないのに、そんな軽率に言っていい言葉じゃないよと私は言ったけれど、容姿なんか関係ないと言った、その時の気持ちはきっと嘘じゃないんだろうけれど、抱きたいと思えない私をいつまで愛してると思い込める?
 
糖質カットダイエットをして、低糖質状態のようにダウンしてしまった私を見て、痩せさせるのは無謀かもしれないと肩を落としていたあなた。
 
いつまで、一緒にいたいと思うんだろう?
 
 
雨はまだ、やまない。