アイコのまんが絵日記 

社会復帰して10年目の統合失調症患者の思い出や日々の戯言を漫画やイラストで表現するブログです。

虚言癖で統合失調症な人と一緒に働いていたときの話

    YouTubeで2chからのコピペみたいな文字スクロール動画を一回見たら、大量にその手の動画がおススメに出てきて、ちょっと迷惑。。。と思いつつ、ぼんやりその手の動画を見てたんですけど、そういう動画には迷惑な人に絡まれた話として、「自分の都合のいいように嘘をつく人」がよく現れ、コメント欄には「その人、統合失調症じゃないの?」ってつくのまでがテンプレといっていい具合によーく見かけるわけですが、統合失調症当事者としてはなんとも言えない気持ちになります。


統合失調症というのは荒唐無稽な設定を事実と思い込んでしまう病気であるので、私はかつて神様だったのです。しかし、陽性症状が出る前や、薬で落ち着いている今も、どっちかというと嘘をつくのが苦手です。


まあ、クローズに働いてる事情があるので、身バレ前提でブログを書くことはできませんので、話してないことやボカしてることや、フェイクをかけている話もありますが、まるっと嘘を書くことはないです。


他の統合失調症の方のブログを見ていても、どちらかというと過剰なくらい正直な印象もあります。ま、ネットなのでどんな話も話半分くらいに見たほうがいいだろうとは思うんですけども、統合失調症と嘘つきはまた違う分類においてほしいなと思いつつ、昔の話ですが、統合失調症患者である上に、虚言癖もある人と一緒に働いていたことがあるので、その人の話をします。その人が統合失調症を患っていたことを知ったのは、私が統合失調症をカミングアウトしてからで、出会ったのは病気をする前でした。当時30代前半のAさんは小太りの陽気な男性でした。


とても働き者で、お喋りで、よく嘘か本当かわからないような話をする変わり者で、いろんな派遣会社がひきめしあう工場の中で、派遣会社の垣根を超えて話かけてくるので、たくさんの人と友達になってました。


私はその工場にきたばかりの頃は、極度のコミュ症といっていい状態で、電話が嫌いだったから、携帯からネット予約すればバイトができる日雇い派遣をしていたような状態だったので、化粧もせず、おしゃれな服も着ず、とてもオドオドしてたといいます。そんな私にめちゃくちゃ話かけてきたのがAさんでした。


やがて、私も自然にお喋りできるようになっていました。Aさんの仲間たちがよく手招きして一緒の机で作業しようと誘ってくるようになり、私も次第に打ち解けていったのです。


当時25歳だった化粧っ気のない私の男性が2人ほど年齢を聞かれて正直に答えると「30歳かと思った」と言われたのがショックで、私は化粧して出勤するようになりました。それから、次第にみんな態度が変わってくるようになりました。


今になると嘘みたいな話ですけど、Aさんが「みんながアイコちゃんを狙ってる」とか「アイコちゃんが職場のアイドル」と噂を流していたようで、私はいつのまにか職場のアイドル扱いを受けるようになりました。


ちがう派遣会社の集まるテーブルで作業する私を快く思わないグループに一度は作業場所を分けられてましたが、すぐ辞めていく派遣バイト達の中で毎日来る私を指名してこの作業所にくるように掛け合ってくれた社員さんのおかげで私は派遣会社は違うけど、仲間と呼べる人たちのところで作業できるようになりました。


私はその工場にくるまで仕事ができない子でした。仕事を認められたことも初めての経験で、私は、その社員さんに恋をしました。


ま、その話はおいといて、Aさんの話をするとAさんは、いつも怪しい治験バイトの話をしていて、Bさんにその怪しいバイトを紹介してほしいと頼まれて、途中までいいよいいーていいながら、結局紹介しなかったので、BさんがAさんは嘘つき!と言って、Aさんを中心とした仲良しグループにAさんの文句を言いまくってました。


しかし、みんなAさんは虚言癖があるけど、みんなを楽しませようとホラ話をしているだけで、悪意があるわけじゃないから。。。と言ってAさんを嫌うことはありませんでした。


逆にBさんの方が違う派遣会社に移って違う工場に行くようになったので、人間関係って不思議だなぁと思いました。


私が病気になって沖縄に戻ってからも時々Aさんとはメールをやりとりしました。Aさんには彼女がいるので、お互い恋愛感情はなく、私が恋した社員さんと連絡を切った後もAさんと交流があったことが不思議な感じでした。


しかし、だんだん疎遠になり、私も携帯会社を変えてメアドが変わったので、もう連絡を取ることはできません。


そんなこんなの思い出話でした。


嘘はない方がいい。でも人を楽しませる嘘ならもしかして、いいのかな?とも思った経験なのでした。


ま、今日はこの辺で。