アイコのまんが絵日記 

社会復帰して10年目の統合失調症患者の思い出や日々の戯言を漫画やイラストで表現するブログです。

父が突然倒れた。

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父が突然倒れた。

父の部屋はクーラーが壊れていてすごく暑いので、熱中症かと思い、体中を冷やすのみですぐには救急車を呼ばずにいたのだが、意識が戻っても、ろくに会話ができず、食べ物も呑み込めずに吐いてしまう始末で、フラフラしてて、自分では歩けずなので、倒れて2日目に救急車を呼ぶことになった。

 

病院で調べると、脳に脳梗塞がいくつもできていて、状態がよくないと。入院も長引くと言われたそうだ。コロナが流行っているせいで、面会できるのは母だけ、なのだが、主治医の話がもごもご聞き取りにくいと言って、父の状態は家族にはうまく伝わってこないのだが、脳梗塞で調べてみると、「嚥下障害」「失語症」「記憶障害」などなど、父に当てはまることがいくつかある。

 

父の入院が長引くことと、現状、会話ができない、ということで、母は父の口座を押さえることにしたそうだが、どうも金額が少ない、ということで、ガラクタであふれかえっている父の部屋を捜索したところ、父は退職金のほとんどを投資信託につぎ込んでいることが判明。あと、母に言ってない保険にいくつか加入していることが分かったので、入院費用は保険から出せるんじゃないか、という話になった。保険員に勧められるままに入った可能性が高いのだが、生命保険にも3つくらい入っていて、受け取り人は母になっていて、家庭内別居状態だったとはいえ、父は母に愛情があったのだとしんみりした気持ちになった。

 

本人の意思の疎通ができないうちは、父の口座からお金を引き出すこともできないのだが、母は事情を話せば、銀行も分かってくれるはずと、父のキャッシャカードをもって、銀行に突撃したところ、いろんな書類を提出させられた上にキャッシュカードを没収されたそうだ。一応、住民謄本を提出して、夫婦の証明をしたら、わずかなお金は引き出せたそうだが、本人が来ないことには大金は引き出せないと言われたそうだ。

 

認知症とお金の話

父には認知症の気もあると言われている。調べると、完全な認知症になってしまえば、口座は本人が亡くなるまで凍結されてしまい、引き出せなくなる。完全な認知症になる前に、家族信託なるものを締結すれば、本人の口座のお金を治療費にすることができるらしい。完全な認知症になってから、本人の口座に手をつけようとするなら、「成年後見人制度」という制度をつかうしかないのだが、それには第3者、ようするに赤の他人の弁護士なりが父の財産を管理するようになり、その費用もだいぶかかるという家族からしたら、あまり気分のよくない制度になるのである。今は父が以前のように回復してくれることを祈るのみである。

 

いきなり親は倒れる、ということ。

まさか、いきなり倒れるとは思ってなかったし、介護とかも10年後くらいからの話だろうと思っていた。現状、退院の目途はたっていないけど、退院したらリハビリに通う必要があるとのこと。

 

母とは家庭内別居状態だったし、実家を継ぐことになっている弟は、倒れた父をベットに運んだり、2階から1階につれていったりしてくれたけど、いろいろあって「お父さんのために、なんにもしたくない」と基本的に父と心に距離がある。父とわだかまりなく話していたのは私と姉だけだが、姉は東京にいるしで、父がどの程度回復するかで決まる介護の日々に不安が募る。

 

父の部屋を2階から1階に移すことになっているので、空いた部屋のガラクタを片付けて、夫婦で住み着いて、介護を手伝おうかと思ったけれど、夫が乗り気じゃないので諦めた。

 

父が倒れてから、1週間たつが、ずっと会えてない。

私は、20代のころに父からもらった手紙に返事をしてないことを後悔している。

「好きなように生きなさい。真面目さだけをとりえにいきてきた自分の人生は馬鹿みたいだったよ」

そう書いてあった手紙の返事をまだしていない。

 

もっと、父と向き合ってこればよかった。

もっと大好きだよって言っておけばよかった。

 

これから、父と話をする機会はあるのだろうか?

会えないので、経過がいまいち分からないままである。