アイコのまんが絵日記 

社会復帰して10年目の統合失調症患者の思い出や日々の戯言を漫画やイラストで表現するブログです。

鬱病になるようなら、その仕事向いてないから辞めたほうがいいけど、それができないのが鬱病らしい。

私は木曜日に仕事を休んだ。翌日の金曜日に仕事に行くと5人中3人が休んでいた。
そのうち一人は午後から来たけど、病欠でもなく私用で休むのに、前もって休みを申請せずに突然休んで誰にも注意されることのないうちの会社のシステムにも問題がある気がするが、真面目に来るのは、有給がないらしい入ったばかりの派遣ちゃんだけというのがなんとも皮肉な職場なのである。
 
人間関係は悪くない。みんないい子だ。だけど、うちのチームは休みがちの子が増えていて、業務に支障が出てきている。
多分、メルマガのチェックのような仕事はつまらない部類の仕事で、やりがいがないのだろうなと思う。
 
私はお金が発生するのなら、穴を掘って埋めるだけを繰り返すのような仕事にだって意味があるだろうと思う。
ありがとうと直接言われることがなくても、失敗したところで誰かの生き死にかかわるような仕事でもないし、気楽なのだ。
 
休みがちのうちのリーダーは3月までで辞めることが決定している。
つぎは接客業をやるんだそうだ。
 
接客業じゃ、今のように頻繁に休めば即解雇だと思うけど、彼女は多分、「ありがとう」と直接言われるような生きがいを探しているんだろうと思う。
人に喜んでもらえるということは、そんなに大事なのかな?私には奉仕精神が欠けているのでよくわからない。
 
私はうちの会社をホワイトだと思っているけど、鬱病になって休職する人がちらほら出ている。
多分、比較的内向的な人が選びがちな職場であるし、雇用人数も多いし、まあそういう人も出てくるだろうと思う。
 
寛解しているとはいえ、統合失調症当事者の私としては、なんらかの精神的な病を発病するようなら、その仕事は向いてないから、休職とはいわず、スパッと辞めたほうがいいと思うんだ。
でも、その判断能力も落ちるのが鬱病というものらしい。
 
私の急性期は考え事がやめられず、とてもとても働ける状態になかったので、なぜか赤いちゃんちゃんこを着て、当時働いていた派遣会社に「考え事がやめられないから働けません」と言いにいった。
仕事中に妄想炸裂して迷惑をかけずにすんで本当に良かったと思う。
 
鬱病と、統合失調症はどっちがツライかという話なると、個々によって症状は違うから比べ様がないとしか言えないんだが、統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想)は比較的薬で抑えやすいのだが、陰性症状はなかなか効く薬がない。統合失調症の陰性症状は鬱病のなにもしたくない状態と似ていると思うので、なにもしたくないときの辛さと周りに怠けものと思われるだけの辛さはわからんでもないのだよ。
 
統合失調症の方が理性が飛ぶ分怖がられるだろう。偏見は統合失調症の方が多いと思う。
鬱病は薬を飲まなくてもよい状態まで回復できる。統合失調症は再発が怖いからなかなか薬を辞める時期を見定めることができない、ゆえに治らないとまで言われてしまう。
 
文献を調べると、妄想はネガティブなものが多いらしいが、私は誇大妄想だったので、陽性の時は必ずしも不幸ではなかった。ただ、幸せな妄想に現実がついてこないので、妄想もジェットコースターのようにいいことも悪いことも襲い掛かってきたのだった。ネガティブな妄想しかしない人の気持ちは正直わからないのだけど、あの時、シビアな現実を受け止めるよりも、私は私の妄想に逃げ込まないと生きることができなかっただろうと思う。
 
3000万か、1億円もらったら、したいことが本当にしたいことらしい。
ここで、ビジネスをしたいと思うような人は本当に仕事が好きなのだろうなあ。
私にそんな大金が舞い込んできたら、芸大にチャンジするか、仕事をやめて、引きこもって一銭にもならない漫画を描いて暮らしたい。それが本当にしたいことなら、私はお金のためにいろいろ諦めて生きているんだね。
 
若いときは目の前にある仕事よりも、もっともっとやりがいや生きがいのある仕事をしたくなって焦燥感にさいなまれることがあるだろう。
もっと上にいけるはずだ、いけたはずなんだと思いながら、目の前の仕事も満足にこなせない現実に打ちのめされるだろう。
目の前にある仕事をこなすだけが生きる道じゃないから、いろいろやってみるのもいいだろう。
 
本当にやりたいことがお金にならないと割り切るとたいして好きじゃない仕事もさほど苦痛じゃなくなるものだけど、
社会的な成功を望むとハードルはぐんぐん上がっていく。
 
私は統合失調症という病気をしたときに、いろいろ諦めてしまった。
本当はやっぱり、漫画家になりたかったけど、イラストレーターとか、デザイナーとか2番目3番目の夢を追いかけ始め、それも叶わず、メルマガのチェックをして生きながらえている。
 
Yosikiさんが言う。私のブログは、いろいろ諦めていて、成功しなくてもいいと保険をかけていて、面白くないと。
統合失調症だから?って。Yosikiさんはまだ、社会的な成功をあきらめてないようで、すごいなあって思う。
 
成功しないと死んでしまうような、フランダースの犬的な生き方はもうしたくないだけで、
何もかも諦めているわけじゃないんだ。
 
たしかに、夢なんかない。小さな目標があるだけ。
それが小さくまとまって、つまらないと言うなら、それはそれでいい。
 
成功者の称号を手に入れないと死んでしまいそうな危うい君が、病気になる前の私を見ているようで、私は余計なことを言ってしまいそう。
 
誰の目からみても明らかな成功者になることは難しくても、
小さな幸せを手に入れることは簡単なんだと思う。
 
新しい靴下を履いただけで、人はちょっとだけ幸せになれる単純な生き物だから。
 
どんどん主題がズレてきたので、この辺で。んじゃね!